「言語の本質」を読む

読書

 「言語の本質」という本、1年前ぐらいに出版された本、図書館で予約してたのだけど、まだまだ回ってこない。仕方ないのでKindleで買った。

 めちゃくちゃ面白かった。皆さんにもお勧めです。「オノマトペ」(俗にいう赤ちゃん語)から言語の本質を見極めようとした内容。その中に「記号接地問題」という今まで知らなかった言葉もあり、AIに興味がある技術者にとっては必須事項だろう。

 言語を習得するのは、まるでエベレストに登頂しているものだ、という著者の言葉に意義深いものを感じる。さらに、「オノマトペ」の理解が母語に影響されている、というのにも驚かされる。言語の違い=文化の違い、と私は常に思っているが、他の国の言語を習得することは、その国の文化を理解する出発点、だと考えている。「オノマトペ」が母語に影響する、と言うことは、母親、つまり、生まれてすぐ近くにいる人の言語、文化に影響されている、ということなのだろう。

私は、言語とは、もともと家族単位で作られたもので、自分の家族が増えていくことによって、その言語がその地域に定着したのでは、と考えている。つまり、まず最初日本語を作った家族、その家族は「オノマトペ」を基調にしたコミュニケーションの道具としての言語を使っていたのが、段々と家族が増え、至る所にバラまかれ、そして日本語が作られたのでは、と考えている。であるから、日本語を話している人は自分と同族、他の言語を話している人は異なる人、という気持ちが根強くあるのかも、と推測している。果たして、どうだろうか。

 しばらく、この本の著者「今井むつみ」の本を貪り読んでみたい。

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